吉川晃司、撮影中の大怪我も出演続行――『さらば あぶない刑事』に宿る“呪い” 稗田利明

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1986年に放送が始まり、映画・ドラマを通して一世を風靡した『あぶない刑事』シリーズ。その第7作目として2016年に公開された『さらば あぶない刑事』の撮影現場では、主演の舘ひろし、柴田恭兵に加え、強敵として登場した吉川晃司が大怪我を負うという思わぬ事故が起きた。

吉川が演じるのは中南米系犯罪組織の幹部、キョウイチ・ガルシア。彼のアクションシーンは作品最大の見せ場でもあり、特にバイクでの登場シーンには高度な技術が求められた。吉川は撮影前から19日間に及ぶ特訓を行うなど、役作りに徹底した姿勢を見せていた。しかし、スタントの専門家が不在だった3月3日、フロントアップ(前輪を上げるスタント)練習中にバランスを崩して横転。左足首を骨折する重傷を負ってしまったのだ。

通常であれば2か月の治療を要する大怪我だが、吉川は驚異的な精神力でそれを乗り越える。事故の翌日には予定されていた音楽ライブに椅子に足を乗せて出演し、杖をつきながら映画の撮影にも復帰した。その姿勢には、スタッフや共演者からも称賛の声が上がったという。

過去の映画制作でも、多くの「呪われた」と呼ばれる不運な事故が語り継がれているが、吉川のケースはその中でも異彩を放つ。彼の責任感とプロ意識が、不運を力強く跳ね返したと言える。『さらば あぶない刑事』は、彼の俳優魂が刻まれた“奇跡の作品”として、今も語り継がれている。

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