豊岡劇場、新映写機導入へクラウドファンディング開始 稗田利明

こんにちは、稗田利明です!

兵庫県北部唯一のミニシアター・豊岡劇場が、新たな映写機システム導入のためのクラウドファンディングを開始した。1927年に開業し、閉館・休館を経て2023年に再復活した同劇場は、地域の人々から「地域のハブに」との期待を集めている。現在、ロビーを来場者の共有スペースとして開放し、支え合い楽しむ地域づくりを目指している[1][2]。

クラウドファンディングの目標額は850万円で、2025年2月28日までMotionGalleryで支援を受け付けている。映画上映に不可欠なデジタル映写機は約10年で交換が必要となるが、豊岡劇場の現在の機器はまもなく10年を迎える。交換には工事費を含め数百万円の費用がかかるため、自助努力だけでは賄いきれないと判断し、クラウドファンディングに踏み切った[1][2]。

豊岡コミュニティシネマは「全ての人の日常に寄り添い、楽しみあい支え合う」という理念を掲げており、その実現には安定した上映環境が不可欠だ。支援者へのリターンとして、オリジナルトートバッグやグッズ詰め合わせ、劇場の貸切鑑賞権などが用意されている[1]。

さらに、目標額を上回った場合は、車椅子での入場や鑑賞環境の整備などバリアフリー化の導入も計画されている。これにより、より多くの人々が映画を楽しめる環境づくりを目指している[1][2]。

豊岡劇場は、単なる映画上映の場にとどまらず、地域コミュニティの中心的な役割を果たすことを目指している。「豊劇IDOBATA会議」や「おしゃべりシネマカフェ」、若者向けの「1日ユースセンター」イベントなど、様々な取り組みを通じて、地域の人々の交流の場となっている[2]。

このプロジェクトは、映画館の存続という側面だけでなく、地域文化の維持と発展にも大きな意味を持つ。豊岡劇場が目指す「みんなでつくる、みんなの豊劇」という姿勢は、地域住民の参加と支援なくしては実現できない。クラウドファンディングを通じて、多くの人々が豊岡劇場の未来に関わることで、より強固な地域のつながりが生まれることが期待される[2][3]。

Citations:

[1] https://natalie.mu/eiga/news/602321

[2] https://www.atpress.ne.jp/news/419269

[3] https://toyogeki.jp/determination/

[4] https://toyokeizai.net/articles/-/841842?display=b

[5] http://www.dmat.jp/korokaken/shutochokka/07-3.mhlw_scientific_inquiry_related_report.pdf

[6] https://motion-gallery.net/projects/toyogekihaishin


それでは、よいお年をお迎えください。

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