伝説のジャケットデザイン集団の軌跡 稗田利明
こんにちは、稗田利明です!
1970年代のロック音楽シーンを彩った伝説のデザイン集団「ヒプノシス」の軌跡を追うドキュメンタリー映画『ヒプノシス レコードジャケットの美学』が2025年2月7日より全国公開される[1][4]。本作は、写真家として知られるアントン・コービン監督による初の長編ドキュメンタリー作品だ[1][9]。
ヒプノシスは、ストーム・トーガソンとオーブリー・パウエルが1968年に設立したイギリスのデザイン・アート集団で、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーなど、多くの著名アーティストのアルバムジャケットを手がけた[1]。彼らの斬新で独創的なデザインは、それまで単なる宣伝用パッケージにすぎなかったアルバムジャケットを芸術の域にまで高めたとされる[1]。
映画では、ヒプノシスの創業者や彼らを支えたスタッフ、そして実際にジャケットデザインを依頼したアーティストたちへのインタビューを通じて、制作の裏側や秘話が明かされる[1]。さらに、当時の貴重な写真や映像も収録されており、黄金期のロック音楽シーンの舞台裏に迫る内容となっている[1][9]。
また、ヒプノシスを敬愛するオアシスのノエル・ギャラガーが、レコード文化やジャケットへの愛を語るシーンも見どころの一つだ[1]。彼の視点を通して、ヒプノシスの作品が現代のミュージシャンにも影響を与え続けていることがわかる。
本作の公開に合わせて、シンコーミュージック・エンタテイメントから『ヒプノシス全作品集』のコンパクト版が発売される[1]。この書籍には、ヒプノシスが手がけた全てのアルバムジャケットが収録され、唯一存命のメンバーであるオーブリー・パウエルによる解説が付されている[1]。ロックファンはもちろん、デザインや写真、グラフィックアートに興味がある人にとっても貴重な一冊となるだろう。
『ヒプノシス レコードジャケットの美学』は、単なるデザイン集団の記録にとどまらず、音楽とアートが融合した1970年代のカウンターカルチャーの一端を垣間見ることができる作品となっている。レコードジャケットという限られたキャンバスの中で、いかにして音楽の世界観を視覚化し、芸術へと昇華させたのか。その創造の過程と、時代を超えて色褪せない彼らの作品の魅力が、この映画を通じて明らかになるだろう。
Citations:
[1] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000033531.html
[2] https://amass.jp/179383/
[3] https://www.youtube.com/watch?v=OafdgcC9BA4
[4] https://news.yahoo.co.jp/articles/3e98d35a12a5f54769e4e3ba6c53ef5974d4b00d
[5] https://www.youtube.com/watch?v=tm2Urqg1qyk
[6] https://natalie.mu/eiga/news/600276
[7] https://news.yahoo.co.jp/articles/e37aa99fa07d5a445e1e06820119c79ca32a7214
[8] https://burrn.online/news/20241121_04.html
[9] https://hollywoodreporter.jp/movies/77115/
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