「リンカーン」の後継番組「ジョンソン」初回の「芸人大運動会」が不評の理由 稗田利明
こんにちは、稗田利明です!
TBSの「ジョンソン」は、伝説的バラエティ番組「リンカーン」の後継番組として、2023年10月23日にスタートした。初回は「リンカーン」の人気企画でもあった「芸人大運動会」だったが、これがなぜか不評だった。
「リンカーン」は、2005年10月から13年9月までの8年間続いたバラエティ番組で、「芸人の芸人による芸人のための番組」をコンセプトにしていた。ダウンタウンの司会で、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、キャイ~ン、山口智充といった当時人気の9人がメインの番組で、贅沢なキャスティングが話題になった。番組は、通常の6000倍もある量のお好み焼きを作るバカバカしくも大掛かりな企画や、番組に不満を持つ芸人がレギュラー陣に説教する企画など、体を張った内容に業界人や芸人が注目していた[1]。
「ジョンソン」は、その伝説的番組を10年ぶりに復活させたものだ。しかし、初回の「芸人大運動会」は、総勢59名もの芸人が集結したにもかかわらず、不評だった。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯4・6%、個人2・8%だった[1]。
「リンカーン」のレギュラー陣と比べると、初回の「ジョンソン」は小粒感が否めなかった。失礼ながら、初回2時間スペシャルの芸人大運動会は、あまり知られていない顔も増えた。芸人大運動会は、「リンカーン」終了後も特番として残った名物企画で、「リンカーン」=大運動会というイメージが強い視聴者も多い。それもあって、「ジョンソン」でも初回にこの企画を持ってきたが、数字にはガッカリという業界内の声も少なくなかった[1]。
「ジョンソン」が「リンカーン」の後継番組として成功するためには、ダウンタウンの力を借りて名誉校長として出てもらうとか、彼らの銅像を建てるくらいの演出があってもよかったかもしれない[1]。
Citations:
[1] https://news.yahoo.co.jp/articles/66c726c403a01e95c9d68808ed1fddba4f4f1841
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